意外かもしれませんが、布団乾燥機は衣服の乾燥にも非常に役立ちます。
ただし、正しい使い方をしないと衣服を完全に乾燥させることはできません。
↑ 衣類を乾かすのには、このような衣類専用の乾燥カバーの利用が重要ですが、衣類乾燥袋の代わりとなる方法をご紹介します。
布団乾燥機を使って衣服を上手に乾かしましょう。
布団乾燥機で衣類を乾かすときの袋の代用品
衣類乾燥カバーや専用の乾燥袋がない場合に、身近にあるもので代用する方法をご紹介します。
不要になった布団カバーの再利用
家にある古い布団カバーが役立ちます。
わざわざ新しいものを購入せずとも、使わなくなったポリエステル製の布団カバーを、衣類乾燥カバーや乾燥袋の代替品として使う方法です。
ただし、布団カバーが洗濯物干し台に完璧にフィットするとは限りません。
乾燥する際には、洗濯物を適切に配置し、途中で入れ替えるなどして乾きやすくする工夫が求められます。
ファンシーケース（衣類ケース）の活用
洗濯物干し台をすっぽりと覆えるサイズのファンシーケースがあれば、衣類乾燥カバーや乾燥袋の代わりになります。
使う際は、ファンシーケースの上部にハサミなどで穴を開けて、温風の通り道を作ります。
穴を開けたくない場合は、他の方法にするか、専用の乾燥カバーの購入を検討しましょう。
ファンシーケースが完全に洗濯物干し台に合わない場合でも、布団カバーと同じように、途中で乾いた洗濯物を取り出し、残りの湿った部分を温風が当たるように配置するなどすれば、効率的に乾燥させることが可能です。
100円ショップのポンチョと粘着テープを使った衣類乾燥法
100円ショップで手に入るポンチョは、その広さを生かして吊り型の洗濯物干しや洗濯物台をすっぽり覆うのに適しています。
ただ、ポンチョの裾部分が舞い上がり温風を逃がさないよう、裾を絞りホースを差し込んだ後は、ガムテープなどでしっかり固定する必要があります。
乾燥作業が終わったら、テープを丁寧に剥がして洗濯物を取り出します。
ポンチョは耐久性があるため何度も使用できますが、高温に耐えられる素材でないため、溶ける可能性がある点には注意が必要です。
温度を調整できる乾燥機を使う場合は、初回は高温ではなく中温での使用を試すことをおすすめします。
厚手のゴミ袋と粘着テープを利用した代替乾燥方法
また、45リットルから90リットルサイズの厚手のゴミ袋も、衣類乾燥カバーや乾燥袋の代わりとして使えます。
ゴミ袋の底部に、温風が通る穴をハサミで開け、洗濯物干しにかぶせて利用します。
ポンチョの場合と同様に、ゴミ袋の裾を絞りホースを差し込んだ後、粘着テープで固定することが大切です。
ゴミ袋は基本的に一度きりの使用を前提にしていますが、慎重に扱えば再利用も可能です。
ただし、溶けるリスクを低減するためにも高温での使用は避け、中温で試運転することを推奨します。
オリジナル衣類乾燥カバーの自作方法
手芸やDIYが得意な方にお勧めなのが、オリジナルの衣類乾燥カバーや乾燥袋を自分で作ることです。
自分で作ることで、梅雨の季節や花粉が多い時期に合わせた専用のカバーを利用することができます。
また、自然豊かな地域にお住まいの方は、手作りカバーで洗濯物に虫が付くのを防ぐことが可能です。
自作するメリットは、自宅の洗濯物干し台や吊るし型の洗濯物干しにピッタリ合うカバーを作れること、また、外干し用や室内干し用といった用途に合わせた素材を選べることです。
自作する際に必要な材料
- ポリエステル100％の布（梅雨時期や室内干しに最適）
- 不織布（花粉の季節や外干しに適しています）
- サイズに合わせたファスナー
- ミシン（手縫いでも可）
- メジャー
衣類乾燥カバーの作成手順
- まず、洗濯物干し台や吊るし型の洗濯物干しのサイズをメジャーで測ります
- 必要な長さの布とファスナーを購入します（ファスナーは縦の長さに合わせてください）
- 完成形が箱型になるように布をカットします
- カットした布をミシンで縫い合わせ、ファスナーを取り付けて完成させます
布団乾燥機には布団以外に服や靴を乾かせるものもある
お伝えしているように、布団乾燥機は、衣類乾燥カバーなどを使って布団以外も乾燥できる機種もあります。
布団乾燥機は、温風で布団を暖め、ダニを防止する家庭用の電気製品です。
特に、雨の季節や花粉の時期のような、外干しができない布団の乾燥に大活躍します。
以前は、布団の間に温風を送るマットを使うタイプが主流でしたが、最近ではマットを使わずに直接温風を送るタイプの製品が増えています。
これらの中には、温風の時間や温度を調節できるものがあり、洗濯物や靴、ブーツなどを乾燥させる専用の機能がついているものもあります。
梅雨時に、洗濯物や濡れた靴を乾かすために除湿器を使っていた方も多いと思いますが、布団乾燥機を使用すれば、これらも手軽に乾燥させることができます。
特に、部屋干しでなかなか乾かない洗濯物や、雨や雪でびしょ濡れになった靴を早く乾かすのに大変便利です。
布団乾燥機を活用した衣服と靴の乾燥術
一部の布団乾燥機には、衣服や靴を乾燥させるための特別な機能が搭載されています。
これらの機能と専用の衣類乾燥カバーを組み合わせることで、効率的に衣服や靴を乾燥させることができます。
特に靴やブーツを乾かす場合、機種によってはホースのような専用アクセサリーを用いるとさらに効果的です。
以下では、一般的なホース式の布団乾燥機を使った衣服の乾燥方法をご紹介します。
布団乾燥機で洗濯物を素早く乾燥
洗濯物を干した後に布団乾燥機を洗濯物の下に配置し、そのホースや吹き出し口を洗濯物に向けてセットします。
次に、衣類乾燥モードを選択して運転することで、洗濯物を迅速に乾燥させます。
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靴やブーツも布団乾燥機でピカピカに
温風を二股に分けて靴やブーツに送ることができる専用アクセサリーを備えた布団乾燥機もあります。
これらのアクセサリーを靴やブーツに適合させ、専用の靴乾燥モードで使用することで、靴を効果的に乾燥させることが可能です。
衣類乾燥カバーを使った便利な乾燥方法
機種によっては衣類専用の乾燥カバーが別売りで提供されていることがあります。
通常は布団乾燥機に付属していないため、別途購入が必要ですが、この乾燥カバーを使用すると、スーツやジャケットなどの大切な衣類を簡単に乾燥させることができます。
また、吊り下げ式の洗濯物干しに掛けた衣類の上からカバーをかぶせ、布団乾燥機のホースをカバーの専用口に接続して乾燥させます。
この方法は特に、夏の汗ばんだ衣服や梅雨時のじめじめした洗濯物に非常に有効です。
布団乾燥機用カバーの入手先
新しい布団乾燥機用の衣類乾燥カバーを探している場合、または既存のカバーを新しくしたい場合、大手通販サイトが最も便利な選択肢です。
インターネット検索で簡単に見つけることができます。
通販が苦手な方は、以下のような店舗で探してみると良いでしょう。
- ホームセンター
- 100円ショップ
- 大型家電量販店
まとめ
最近の布団乾燥機は、温風を用いて布団を暖めダニ予防をするだけでなく「衣類乾燥」や「靴乾燥」といった便利な機能も備えています。
これらの機能を使うには、単に洗濯物の下に機器を置き、温風を送り込むだけで簡単に使用できます。
さらに、靴などを乾燥させるための専用アクセサリーも利用可能です。
特に、湿気の多い梅雨の季節や、花粉が飛ぶ時期には、衣類乾燥カバーや乾燥袋を使用することで、洗濯物を迅速に乾燥させることができます。
もし、専用の乾燥カバーや乾燥袋が手元にない場合でも、使わなくなった布団カバーやファンシーケース、100円ショップのポンチョ、厚手のゴミ袋などを代用として使うことが可能です。
手作りが得意な方は、自分の洗濯物干し台に合わせたサイズや、季節に適した素材で衣類乾燥カバーや乾燥袋を作るのも良い方法です。
DIYが苦手な方は、大手通販サイトで自分の布団乾燥機に合うカバーや袋を探すのが便利です。
また、通販サイトで見つけるのが難しい場合は、ホームセンターや100円ショップ、大手家電量販店などで探してみると良いでしょう。
自分に合った衣類乾燥カバーや乾燥袋を見つけて、快適な洗濯生活を楽しんでください。